ダイエットで痩せすぎると産まれてくる子供が危ない！

　身長165cmの人の標準体重は60kgになるが、もし、BMI（後述）
の数値が妊娠前で18.67以下の痩せすぎた状態で出産すると、
産まれてくる子供が低体重児になる割合が2倍以上になることが
わかった。


　そして、体重2500g以下の子供は将来メタボリック症候群になる
割合も13．5倍になるという調査結果が発表された。


　人間の身体は栄養が足りなくなると、体内の運用効率を上げて
低栄養でも何とか身体を維持しようとする。そうすると、産まれてくる
子供は母親の胎内にいた時点ですでに栄養の吸収効率が良くなって
いるので、産まれてから太りやすい体質になるようです。



　最近の統計でも痩せすぎの女性の割合が年々高くなって来ていて
20～29歳で18.6%（1987）が25.2%（2008）と増えている。



　「何故、痩せようとするのか？」というと、モデルのような状態を目
指していることがあるようです。モデルは職業的にあのような体格
であり、スタンダードではないと医師らは警告している。



　極端なダイエットは栄養の偏りから、生理不順、骨粗鬆症になりや
すく、その他にも、虫歯になりやすい、低体温で寒がりになる。下痢
や便秘になる。腰痛や皮膚が黄ばんで来る。背中にうぶ毛が生えたり
筋肉の衰えから階段の上り下りがつらくなるなどの症状が出てくる
という。



　思い当たるふしはありませんか？



　1ヶ月に1～3kgくらいが身体に取って適切であり、それ以上の場合
摂食障害になることがあります。



　ある面では「痩せたい症候群」とでも言うような心の病にかかって
いるとも言えます。



　あまり、長期に渡ってダイエットし続けると、体内のホルモンバランス
が大きく崩れてしまいますので、きちんとした栄養管理が必要です。



　また、痩せすぎは少し太った人に比べて5～10年短命になるという
易学的調査結果も出ていますので、ダイエットもほどほどに。



　　　　　BMI＝（体重kg）÷（身長m）÷（身長m）で求められます。

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